キハラは今年創業110周年を迎えるにあたり、周年記念事業として歴史的図書館用品デジタルアーカイブを製作しました。11月に開催された、第26回図書館総合展では、歴史的図書館用品の現物を会場展示し、デジタルアーカイブも同時公開しました。
歴史的図書館用品デジタルアーカイブ
「歴史的図書館用品の調査・収集および保管」事業は、図書館の発展史において参考となる用品や家具、機器などを調査、収集、保存する図書館振興事業です。2004年より日本図書館協会と協力しながら実施してきました。
デジタルアーカイブでは、キハラオリジナルの商品分類による検索のほか、製作メーカーによるソート機能など、詳細検索が可能です。今ではお目にかかれない、聞いたことのない用品があっても、現在の用途に照らして検索することができます。
また、キハラが独自にピックアップした用品に、解説がついた「企画展示」を行っております。昔の用品の使用方法を考察し、温故知新となる発想が生まれるかもしれません。
デジタルアーカイブの一番の特長として、画像の鮮明さが挙げられます。
用品画像の確認画面には、鮮明な画像を最大限に活かす様々な機能があります。多角度からの閲覧、拡大・遷移によるスムーズな画像の移り変わり、さらに家具・用品に付いているメーカーロゴプレートまでくっきりと視認することができます。
図書館用品の歴史は図書館発展を跡付けるものとして大変に貴重であり、後世へ伝えるべき資源です。
キハラで保管している歴史的図書館用品は、順次公開していく予定です。デジタルアーカイブの機能拡充、今後の活用についてもご期待ください。