見直してみませんか? 図書館の地震対策 1

自然災害、とくに地震はいつ発生するか正確に予知することはできません。近年の地震により、図書館においても建造物や内部備品だけでなく、貴重な資料や書籍が多大な損害を被りました。
地震国の日本にいる以上、どこの図書館でも地震に対する備えを万全にすることが必要です。
阪神淡路大震災発生以前から地震対策に取り組んできたキハラが地震対策のポイントをご紹介します。

ポイント1.人の安全の確保

地震対策ポイント1@キハラ株式会社
地震対策ポイント1©キハラ株式会社

地震発生の際、書架の転倒・落下物から図書館内の人を守ること。
避難経路を確保し、安全で速やかに避難できること。

ポイント2.モノの安全の確保

地震対策ポイント2@キハラ株式会社
地震対策ポイント2©キハラ株式会社

書架をはじめ、貴重な資料、物品、機材などを被害から守ること。

ポイント3.早急な復旧作業ができること

地震対策ポイント3@キハラ株式会社
地震対策ポイント3©キハラ株式会社

地震後の図書館が時間とコストをかけずに早急に復旧作業が行えて、早期の開館ができること。

図書館の地震対策をチェック①
書架転倒防止、書籍落下防止などを含むポイント1.2.3を踏まえた上で、フロア全体を考慮した地震対策をチェックしてみましょう。

1.カウンターから避難誘導が行なえる、見通しの良い配置になっているか

地震対策チェック1@キハラ株式会社
地震対策チェック1©キハラ株式会社

地震発生後は安全な場所へ避難することが重要になります。
図書館員は利用者や生徒の皆さんが安全に避難できるように、速やかに誘導を行う必要があります。

2.避難通路・防火戸・防火シャッターの妨げをしていないか

地震対策チェック2@キハラ株式会社
地震対策チェック2©キハラ株式会社

避難の際に展示台や展示物が邪魔になって避難通路が利用できない、また遅れるようなことがあってはいけません。
普段は利用者のためにと思っていても、緊急時には命を危険にさらすことになってしまいます。
災害はいつ起きるかわかりませんので普段から意識して準備しておく必要があります。

5月は『見直してみませんか?図書館の地震対策2』と題して、「図書館の地震対策をチェック②」とチェックシートのご紹介します。

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