キハラは創業105年事業として、2018年、東京都千代田区神田駿河台に新本社ビルを完成させました。
「日本中の図書館を元気にする」キハラの想いを詰め込んだ新しい本社は、社員が働きやすいオフィスになっているのはもちろん、来客する方も訪れやすい雰囲気を目指しています。
その取り組みのひとつとして、キハラ本社に来客した方が少しでも楽しくなるようなオリジナル食器を制作しました。
はじめに社内で使用している食器の種類と数量を調査し、その中から使用頻度が多いカップ&ソーサー、コースター、プレートの3種類を制作することにしました。
次にデザインの検討です。
「本をひらく人を支える」タイポグラフィデザインや、案内ラベル交互に並べるデザインなど、いくつかのデザインを考えたところで、「これは何?」と来客した方との会話のきっかけになったり、「キハラらしいね」とビックリしてもらいたいと考え、図書館員から人気の高い禁帯出ラベルを押し出したデザインで統一することにしました。
ちなみに、カップの禁帯出柄は禁帯出ラベルと同じ大きさ(直径2㎝)、コースターとプレートは1枚の大きな禁帯出ラベルとして見立てています。
デザインが決まったら、サンプル制作を行い、禁帯出ラベルの色に近づけます。
陶器の白に載せる為、禁帯出ラベルよりも少し明るい赤色にした方が印象が良く見えたので、プレートは右の明るい赤色にすることにしました。
いつもは紙の禁帯出ラベルが、カップやプレートにいるのは、新鮮ですね。
こうして出来上がった食器は、キハラ本社2階、CCフロア(コミュニケーション・クリエイティブ フロア)などにいらしたお客様用として活用しています。
※図書館グッズとしての販売は予定しておりません。禁帯出(持ち出しを禁ずる)です。
打ち合わせやイベントなどでキハラ本社へお越しいただく機会がございましたら、ここでしか見られないオリジナル食器もお楽しみください。