ピクトグラムとは、対象物や概念・状態に関する情報を伝えるために表した簡潔な図形のことであり、言葉の壁を乗り越えるユニバーサルな性格を持っています。
LISN No.184では、私たちの日常生活に於いても欠かせないものになっているピクトグラムについて特集しました。
ピクトグラムに込めた情報を正しく伝えるには、受け取る人によって異なる解釈や迷うことがないよう、使い方まで考えたピクトグラムを必要な場所に置く計画も重要になると感じる内容です。
公共空間のサインに関する著書も多く手掛けている横田氏からは、ピクトグラムの歴史や規定について寄稿いただきました。
日本規格協会 諸橋氏、黒田氏からはピクトグラムJIS Z8210や、ピクトグラムを教材とした授業などを、交通エコロジー・モビリティ財団 竹島氏からは標準案内図記号について、2020東京オリンピックパラリンピック開催に向けた開発の経緯、サイン表示の際の注意事項を、埼玉県立熊谷図書館 小幡氏からは図書館での多文化サービスとコミュニケーションシートの利用についてを、豊橋創造大学 三輪氏からは、外国人の多い豊橋市での自治会活動経験をもとに開発された避難所利用のためのピクトグラムの紹介と、ダウンロードのできるURLをご紹介いただきました。
設備事例は、多くの建築雑誌やメディアで紹介されている長崎県ミライon図書館をご紹介します。新図書館の基本計画から建設まで携われた兼松氏より、計画からのこだわりや、苦労された点をお届けします。
資料紹介は、紙とデジタル、どちらの媒体で本を読むか読者自身が考えさせられる一冊をご紹介します。
サービス紹介は、図書館の合理的配慮の一つに取り入れやすくキハラホームページで無料ダウンロードができるNDCピクトグラムについて紹介しています。
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