図書館情報誌LISN(リスン)LISN181(秋)号を発行しました。
今回の特集は「被災時の心のケアと防災教育」です。
減災のための心理学、心の健康教育、ストレスマネジメントなどをご専門とされる冨永良喜氏
震災被災地での語り、実際に被災地の高校で心理援助などのご経験がある国重浩一氏
日頃の防災教育について防災教育普及協会常務理事も務められる澤野次郎氏から寄稿をいただきました。
特集「被災時の心のケアと防災教育」の内容
冨永良喜(兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科教授)
「災害後の心のケアと減災のための心理学」
国重浩一(ニュージーランド在住/ナラティブ実践協働研究センター所属)
「震災被災地でどのような語りが必要とされているのだろうか?」
澤野次郎(跡見学園女子大学講師)
「防災教育を実施するための基礎知識」
大地震以降も各地で自然災害が相次ぐ中、被災地では、災害に遭われた方や、救済、支援をする方など、様々なかたちで、多くの人が被災地に携わっています。近年では支援する方のメンタルケアも注目されています。
防災教育は、被災者からお話を伺ったり被災の現状を知らなければなりません。
まずはご自身の心身ともに安全かつ健康であること、一人で抱え込まず相談できる環境であること、 被災地から離れた場所でも自分には何ができるか、日頃の防災を考えている方にも、読んでいただきたい内容です。
トピックスは、松田道雄氏から生涯学習の支援、地域教育への展開観点から図書館活動へエールをいただいています。
連載「ベテランの方から若手図書館員へのメッセージ」は、病院図書室司書の佐藤正惠氏です。
トピックス: 松田道雄(尚絅学院大学人文社会学群教授)
「つながりつくる図書館へ」
連載ベテランの方から若手図書館員へのメッセージ第9回: 佐藤正惠(司書・ヘルスサイエンス情報専門員上級/病院図書室司書) 駆け出しの司書だった自分へのメッセージ
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