7月25日、東京私立中学高等学校協会主催による、東京私学教育研究所・学校図書館研究会の研修会がキハラで開催されました。
キハラ新本社2階は、CCフロア(Communication & Creative Floor)という、「協働と連携による『継続』と『新しい関係性の創造を生み出す』」をコンセプトにしたオープンスペースがあります。
研修会では、キハラの製本講師による製本講習会が行われ、学校司書、司書教諭の方々30名が本の構造を理解するため本を分解し、改めて本を修理しなおす、製本の一連の過程を実際に体験しました。皆さん、大切な資料が破損した場合の修理方法を熱心に学ばれていました。
講師が実演する中で、参加者同士でもお互いにやり方を確認しあいながら、楽しく作業は進んでいきました。
実習を終えた後には質疑応答が行われ、参加者から実務の中で抱えられる多くの質問が投げかけられました。
その質問の一つとして、
参加者:「雨に濡れた本を生徒が持ってきたのですが、どう対処したらいいですか?」
講 師:「濡れた本はもう一度水で湿らせて、キッチンペーパーなどで挟んで、プレスして乾かすと良いです」
講師の回答に、
参加者:「キッチンペーパーは水分を吸い取りすぎることがあるので、ティッシュペーパーも有効ですよ」
と、補足の意見もいただきました。
日々実践されている方の視点は、講師にとっても新たな気づきとなり、活発な意見交換の時間は、参加者とともに、講師にとっても良い学びの機会となりました。
研修会後は、キハラの新本社の見学が行われました。
今回は研修会の企画の一つとして、キハラのCCフロアを利用した製本講習会を行いました。
製本講習会については、講師が出張してご指定の場所での開催も受け付けています。また、今年も11月の図書館総合展においても開催予定です。
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