見直してみませんか? 図書館の地震対策 2

自然災害、とくに地震はいつ発生するか正確に予知することはできません。
近年の地震により、図書館においても建造物や内部備品だけでなく、貴重な資料や書籍が多大な損害を被りました。
地震国の日本にいる以上、どこの図書館でも地震に対する備えを万全にすることが必要です。
阪神淡路大震災発生以前から地震対策に取り組んできたキハラが地震対策のポイントをご紹介します。
地震対策チェックシートをご紹介します。


図書館の地震対策をチェック②
図書館の地震対策をチェック1を踏まえてフロア全体を考慮した地震対策を確認してみましょう。

3.カウンターや閲覧テーブルの下など使える状態になっているか

地震対策チェック3@キハラ株式会社
地震対策チェック3©キハラ株式会社

地震発生時は、揺れが収まるまで安全なところで身を隠す必要があります。
図書館で地震に見舞われた際は、閲覧テーブルやカウンターの下などに避難することが有効です。
緊急時、すぐに使用できるように日常から整理を行いましょう。

4.高所に重量物を吊ったり展示していないか

地震対策チェック4@キハラ株式会社
地震対策チェック4©キハラ株式会社

地震によって落下する恐れがあります。避難中や地震発生時に利用者や生徒への落下、
避難経路を塞いでしまうなどの二次災害の原因になってしまいます。

5.片面用の書架を中置書架として使用していないか

地震対策チェック5@キハラ株式会社
地震対策チェック5©キハラ株式会社

片面用の書架はバランスが偏っているので床固定をしても中置書架として使用すると地震の揺れによって倒れる可能性があります。
倒れることによって書架の下敷きなどの二次災害や避難の遅れなどにつながります。

6.強度のある壁に固定されているか

地震対策チェック6@キハラ株式会社
地震対策チェック6©キハラ株式会社

書架類の固定は、強度のある壁に固定されているか確認してください。
地震発生時に壁ごと書架が倒れる可能性があります。
壁の強度や固定状況がわからないなどの場合は、専門の業者にご相談ください。


7.2段重ねの書架類は上下固定されているか

地震対策チェック7@キハラ株式会社
地震対策チェック7©キハラ株式会社

2段重ねの書架類は上下の固定が必要です。日常生活中でも何かの拍子に落下する可能性があります。
固定できていない場合は、専門の業者にご相談ください。

8.7段以上の中置書架は、天つなぎで正しく固定されているか

地震対策チェック8@キハラ株式会社
地震対策チェック8©キハラ株式会社

7段以上の背の高い書架は、地震時に転倒のリスクが高くなります。そのため、天つなぎが必要になります。
しかし、天つなぎも正しく固定されていないと最大限効果を発揮することができません。

図書館の地震対策は今回のチェックの他に書架類の床止めや壁固定、天つなぎのような基本的な対策がとても重要です。
ご自身の図書館で気になるところがある場合は、専門の業者にご相談ください。



『見直してみませんか? 図書館の地震対策1・2』と2回に分けて図書館の地震対策についてご紹介いたしました。
日本は地震がとても多い国です。いつ大地震が起きるかわかりませんので、前もって準備しておく必要があります。
また、キハラでは地震対策チェックシートもご用意しております。
ぜひこの機会にダウンロードして自身の図書館をチェックしてみてはいかがでしょうか。

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